6月25日・26日の回顧

回顧

☆先週の振り返り<次走への注目馬>☆
【日曜日】
<東京12R>
3番バルミュゼット
東京千四は今回で6度目と経験豊富でしたが、これまで見せたことのない上がり34.9秒という芝並みの決め手をマーク。『好位から競馬をするつもりだったが、ペースが速かったのでリズム重視で運んだ。』とレース後の永野騎手が述べていますが、計画と違うレース運びとなったことで末脚が武器であることを見出すことが出来ました。
直線まで溜める形で、重いダートがどうかという確認もしたいところです。これまで馬券圏内に食い込んだのは千四でしかありませんが、距離のシフトにも注目したいところです。
キャリアがありますが、今回のパフォーマンスがこれまでとは一線を画するものだっただけに、ここから新たにチェックしたい項目が複数あります。

<函館1R>
12番ヒルノローザンヌ
この千二は、格上挑戦で出走したフェニックス賞でナムラクレアから0.7秒差・<4>着というのがありましたが、1.11.5「不良」と道悪の影響がかなり大きく出る馬場レベルで走破時計は平凡なものでした。
しかし、今回のパフォーマンスを見ると、重い芝の千二が合っていたということです。
スタートを飛び上がるように出たことにありましたが、二千からの一気の短縮で、前半は押しても全く付いていくことが出来ませんでした。向正面では早くもムチが入るシーンも……。4コーナー手前で漸くエンジンが掛かり始めましたが、直線に入る際には外目の後方という厳しいポジションのままでした。しかし、直線では大外から1頭だけ別次元の末脚を繰り出して、豪快に差し切ってしまいました。
『馬群などに慣れてくれば、上のクラスでも楽しみ。』というレース後の泉谷騎手のコメントがあるように、今回のレース運びはあまりにも粗いものです。
この舞台ならば昇級しても楽しみの持てるパフォーマンスでしたが、レース慣れが必要に感じます。

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☆季節・気候馬オプション回顧☆
(三宅誠氏担当)
【先週の気候傾向】
阪神・東京は土日共に「良」でした。函館は金曜日の雨により、芝は土曜日まで、ダートは土日共に影響を受けました。
気温は上がり、日曜日の東京は今年初めての猛暑日になりました。

【先週の風傾向】
阪神…土日共に南西の風が強く、直線は横風傾向(スタンドから内ラチ)でした。
東京…土曜日は南南西の風が強く、直線は横風傾向(内ラチからスタンド)でした。日曜日は昼過ぎ頃に南南西の風がやや強く吹く時もあり、直線は横風傾向(内ラチからスタンド)でした。
函館…土日共に南西の風が強く、直線は横風傾向(内ラチからスタンド)でした。

<6月25日(土曜日)>
☆阪神☆
8R
12番ヨシノイースター(〇)
このレースを含め、気候/暑【1-2-0-1】と良好。
前走は<6>着も、1度の敗戦だけでは見限れません。

☆東京☆
10R
2番カセノダンサー(〇)
メンバー中唯一、気候/酷暑で勝利実績のあった馬。
気温上昇局面において、気候適性は見逃せません。

☆函館☆
11R
14番ヴァトレニ(◎)
このレースを含め、5勝全てが気候/暖で挙げる馬。
北海道での実績も含めて、狙い目だったのでしょう

<6月26日(日曜日)>
☆阪神☆
12R
5番アッティーヴォ(◎)
気候/酷暑【1-1-0-0】と優秀な成績を残していた馬。
同舞台での前走に続く好走を見せました。
また、【推奨穴馬】推奨馬でもありました。

☆東京☆
12R
15番テイエムアトム(△)
気候/暑で「激走」歴のあった馬。
7番人気<2>着の激走の背景に、気候適性があったと見ます。
また、【推奨穴馬】推奨馬でもありました。

☆函館☆
9R
5番スズカノロッソ(〇)
このレースを含め、気候/暖【1-4-1-2】と良好。
気候適性は高く、日曜函館の気候にマッチした1頭でした。

【週末の気候予想】
週末は雨の予報が出ていますが、各社予報が割れています。
小倉・福島は土日共に気候/暑~酷暑が中心になりそうです。

☆先取り注目馬☆
タマモティータイム(日曜日小倉11R CBC賞登録)
気候/暑~酷暑の小倉芝千二は2戦2勝。
近2走は2桁着順も、ここは一変を期待します。

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