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※2022年天皇賞(秋)

<天皇賞(秋)>

◎イクイノックス
○ダノンベルーガ
▲マリアエレーナ
△パンサラッサ
×ジャックドール
×シャフリヤール
注ポタジェ
注ジオグリフ

☆【推奨穴馬】・【人気馬オプション】
7番イクイノックス
皐月賞で0.1秒差・<2>着、日本ダービーでクビ差・<2>着と惜しくも勝ち切れていませんが、共に大外18番枠というかなり厳しい初期条件下でのものでした。2走前は外枠が味方になる馬場レベルではありましたが、前走は大きなマイナス材料。負けて強しと言っても良いでしょう。軽い芝は新馬戦・東京スポーツ杯2歳S・日本ダービーの3戦全てでメンバー中最速の上がりをマークしていますが、3走前の32.9秒・33.6秒はここでも注目に値する優秀な決め手です。
5ヶ月振りの一戦となりますが、皐月賞前の同様のレース間隔が開いていました。『ひと夏を越しても体付きやサイズは変わっていないし、まだ体質の弱さも抱えている。以前より道中のハミの掛かり具合は良くなっているので、ジョッキーが思うようなポジションをスムーズに取れると思う。』と調教師からの成長についてのコメントにはインパクトは欠けますが、軽い芝が舞台ならば十分に勝ち負けが可能と見ます。

5番ダノンベルーガ
皐月賞で0.3秒差・<4>着、日本ダービーで0.4秒差・<4>着。共に2・1番人気という評価を下回る結果に終わってしまっています。ただ、そこまで人気が上がったのは、デビュー2戦目の共同通信杯での強さが際立っていたからに他なりません。札幌2歳Sを圧勝し、後に皐月賞馬となるジオグリフを0.2秒千切り捨てる快勝劇。上がり33.7秒「稍重」という瞬発力は、新馬戦の33.1秒に続いて軽い芝に非常に高い適性があることを示すに十分な素晴らしいパフォーマンスでした。
それだけに、東京に戻った前走の日本ダービーでの0.4秒差・<4>着に不満を覚えますが、二四の距離が長過ぎた嫌いがあります。それは、『国内のG1で最も適性があると感じている。』という調教師のコメントからも窺い知れます。同じ東京には二四のジャパンCもあるだけに、二四よりも二千の方が合っているということでしょう。この東京二千での本領発揮に注目します。なお、日本ダービー以来の5ヶ月振りの復帰戦となりますが、『まだ息遣いに良化の余地はあるが、申し分ない仕上がり。』と普段は弱気なコメントが多い調教師が強く述べています。

1番マリアエレーナ
前走の小倉記念が強い内容。54キロというハンデではありましたが、牡馬相手に0.8秒差を付ける快勝劇でした。走破時計1.57.4も上々で、軽い芝の時計勝負に対する適性の高さを見せ付けました。二千では3-2-1-0とこれまで一度も馬券圏内を外していませんし、東京は初めてとなりますが左回りにも3-3-1-2という十分な良績があります。『左回りの方が走りもスムーズ。』という陣営のコメントも心強い限りです。舞台設定は良好です。
相手関係がこれまでとは全く別次元なほど強くなってしまいますが、前走のパフォーマンスも同馬のこれまでとは一線を画するほどインパクトのある勝ちっ振りでした。最内枠を引いたことで、ロスのないレース運びが叶います。人気妙味は絶大ですし、3連複要員として最も注目したい価値を感じます。

3番パンサラッサ
前走の札幌記念はテン3ハロン35.5秒・5ハロン59.5秒という遅い流れ。6走前の福島記念が33.6秒・57.3秒、4走前の中山記念が35.2秒・57.6秒という速いペースで勝利しているように、前半からもっと厳しいラップを自ら踏んで後続に脚を使わすところに同馬の持ち味はあります。それでも、ジャックドールにクビ差・<2>着に踏ん張ったところは、地力強化と見て良いでしょう。ハナが絶対条件ですが、ペースを落とし過ぎても良さが出ないというキャラクターを持っています。
今回はバビットの先手争いが焦点でしたが、幸いこちらの方が内目の枠を引きました。ゲートを出てすぐのダッシュ力は遅いだけに予断は許しませんが、しっかりとハナを取り切った後は前走以上のラップを刻むと見ています。直線の長く軽い芝の東京という舞台設定は決して歓迎出来るものではありませんが、持続力勝負にライバル勢が巻き込まれるようならば好走のチャンスが生じます。

9番ジャックドール
古馬の大将格。この二千で全7勝を挙げる距離のスペシャリストでもあります。4走前の白富士Sは、この東京で1.57.4という好時計勝ち。3走前の金鯱賞は、中京ではありますが1.57.2のレコード。時計面ではこのメンバーに入っても優位に立てます。パンサラッサとの兼ね合いは前走の札幌記念でクリアしています。控える形になっても何ら問題ないことを再確認出来ました。1・2・3勝クラス・白富士S・金鯱賞と5連勝という破竹の勢いで臨んだ2走前の大阪杯での0.5秒差・<5>着という敗戦は、テン3ハロン34.6秒・5ハロン58.8秒という共にこれまでのキャリアで最速のペースが堪えたものです。レース中の落鉄もありましたが、前半からあまり速い流れにはなって欲しくないというのが本音でしょう。
今回もパンサラッサがハナを主張するでしょうが、バビットの出方も気になるところです。先行争いには巻き込まれないでしょうが、前半は巧くクリアする必要があります。なお、『間隔が開いた方がいいタイプで、札幌記念からここは理想のローテーション。』と調教師は2ヶ月半振りとなる臨戦過程についてコメントしています。

8番シャフリヤール
前走のプリンスオブウェールズSは5頭立てで0.6秒差・<4>着と凡走に終わってしまいましたが、ヨーロッパの重い芝が堪えたもの。日本ダービーで瞬発力勝負の流れの中で上がり33.4秒という素晴らしい瞬発力を披露してその年の年度代表馬に輝くエフフォーリアをハナ差退けて勝利しているように軽い芝が合っています。東京にコース戻ってくる点は大きなアピール材料となります。2走前のドバイシーマクラシックも勝っているように、二四がベストでしょう。二千の距離が気になります。毎日杯では阪神千八で1.43.9という非常に早い時計でグレートマジシャンを退けたように対応出来る下地は既に示していますが、前半から速いペースになった際でも末脚が保たれるかどうかは心配に感じています。
また、この後のジャパンCを勝てば、4億円の本賞金に加えて、200万ドル(約3億円)のボーナスも付加されます。目標はこの次であることは明白なだけに、その分の割引は必要でしょう。

4番ポタジェ
3走前の大阪杯で8番人気という低評価でしたが、初重賞勝利がG1勝ちという大仕事となりました。1000m通過が58.8秒でレースの上がりが35.8秒も要する持続力を問われる流れとなったことで良さが出たと見るべきでしょう。昨年の毎日王冠では0.2秒差・<3>着としていますが、シュネルマイスター・ダノンキングリーという軽い芝の切れ者相手には通用していません。瞬発力という分野では、このメンバーでは見劣ってしまします。それだけに、前半からある程度速いペースでの流れて欲しいところです。
今年の毎日王冠は0.5秒差・<6>着でしたが、他馬よりも重い58キロを背負っていました。二千に距離が延びるのはプラス材料ですし、上がりが掛かる展開になるようならば3連複圏内への食い込みがあっていいでしょう。なお、中2週という詰まったローテーションとなりますが、『前走の疲れはなく、むしろ上積みを感じる。』と調教師は述べています。

6番ジオグリフ
1冠目の皐月賞を勝利。イクイノックスに0.1秒差・ドウデュースに0.3秒差を付けました。3歳馬3頭でG1を勝っているのは同馬のみです。ただ、外目の枠が有利な馬場レベルを味方にしての勝利でしたし、5走前の札幌2歳Sも圧勝しているように重い芝の方がベターです。3走前の共同通信杯ではダノンベルーガの決め手に屈する形での0.2秒差・<2>着でした。こちらの方が1キロ重い斤量を背負ってはいましたが、瞬発力では分が悪いところを露呈した敗戦と言えます。それは、前走の日本ダービーで1.0秒差・<7>着に終わってしまったことからも分かります。上がりを要するタフな流れを望みます。
それだけに、パンサラッサが作り出す速いペースは歓迎材料です。なお、イクイノックス・ダノンベルーガ同様に日本ダービー以来の5ヶ月振りとなりますが、こちらは骨折がありました。『骨折と言っても軽度で今は全然問題ない。』と陣営は述べています。中間に手術は行われていませんし、通常の放牧と変わらないと考えて良いでしょう。

10番ノースブリッジ
この東京で3勝を挙げていますが、自身の上がりを見ると35.4秒「良」・34.8秒「稍重」・34.6秒「重」と目立ちません。2走前のエプソムCで初重賞勝利となりましたが、瞬発力よりも持続力が武器の馬なので3走前のアメジストS同様に道悪の影響の出る馬場レベルが味方になっています。前走の毎日王冠はスタートで出遅れる誤算がありましたが、上がり34.0秒を使って0.4秒差・<5>着まで追い込みました。地味ながらも早い上がりタイムやこれまでと違う差す形にも対応を示しており、力を付けているのが分かる内容でした。まだ、ここで通用するには早いかもしれませんが、岩田康騎手・調教師共に同馬の素質を高く買っている存在ではあります。

<穴馬ジャッジ>
【馬連・3連複妙味あり】
5番ダノンベルーガ
1番マリアエレーナ
3番パンサラッサ
6番ジオグリフ

☆【季節・気候馬オプション】
8番シャフリヤール(◎)
気候/暖【3-0-0-1】掲示板外なし。
単複回収率100%超と、気候適性を高く評価します。

3番パンサラッサ(〇)
昨年のオクトーバーSは5番人気<1>着。
舞台適性も含めて、ここは狙い目でしょう。

1番マリアエレーナ(△)
昨年9~10月の2戦は<3>・<1>着。
前走小倉記念は5馬身差の圧勝と、連続好走を期待します。

☆【波乱度オプション】・【買い目オプション】
(~馬場分析~)
野芝に洋芝をオーバーシードした状態で施行されます。
2開催連続で計17日間開催です。前半7日間がAコース使用・中盤6日間がBコース使用・後半4日間がCコース使用です。今週から仮柵が出現し、A→Bコース使用に変更となります。
『柵の移動により傷んだ箇所は概ねカバーされましたが、3コーナーから4コーナーの内柵沿いに軽微な傷みがあります。』という発表です。
芝丈は、野芝が10~12cm・洋芝が12~16cmです。芝のクッション値は、先週日曜日が9.1(標準)・金曜日が8.9(標準)・土曜日が9.0(標準)でした。
土曜日3R 平場戦<未勝利>(芝千八)のグリューネグリーンが1.46.4。テン5ハロンが57.9秒のHペースで、上がり36.8秒と要しました。勝ち馬のパフォーマンスが強かったのは確かですが、<2>着馬も1.46.8と46秒台で走っています。コース変更による時計面に変化が見られたとまでは言えなくても、良好な軽い芝であることは確かです。軽い芝に優秀なベストパフォーマンスを持っている馬を狙いましょう。
先行馬の目立った復活はありませんでした。差し馬の台頭も先行馬の粘り込みも共に見られています。展開面にも注目しましょう。

(波乱度C)
(~推奨買い目~)
(3連単フォーメーション)
7 →5 →1、3、8、9、4、6、10
7 →1、3、8、9、4、6、10 →5

【パドックオプション】※こちらは実際にはメール配信となります。

東京 11R
【人気馬について】
5番(○)張りがあって好仕上がり。トモの張り良い。思っていたよりも仕上がっている。
7番(◎)張りがあって好仕上がり。馬場合いそう。
8番(▽)好仕上がり。もう少し張りほしい。
9番(▽)好仕上がり。もう少し張りほしい。

【推奨穴馬について】
1番(△)好仕上がり。
3番(△)張りがあって好仕上がり。
4番(△)張りがあって好仕上がり。
6番(▲)張りがあって好仕上がり。デキの良さ目立つ。馬場だけ。

【その他パドックからの注目馬】
14番(▲)好仕上がり。馬体絞れた。